事業活動に伴う環境課題への取組み

地球温暖化に対する取組み

モーダルシフト

「玉子入りおでん」などの一部常温商品では、CO₂の排出などの環境負荷の低減を目的として、鉄道や船舶を利用した輸送を行っています。北海道、愛知県、京都府、大阪府、山口県の5拠点への常温商品の輸送手段をトラックから鉄道等に転換(モーダルシフト)することにより、CO₂の排出量を削減しています。

モーダルシフト

太陽光発電パネルの導入拡大

東港工場と栽培センターの2拠点で、太陽光発電を行っています。
2023年春完成予定の本社第二工場にも、太陽光パネルを設置し、再生可能エネルギーの活用を進めていきます。

包装資材の環境配慮

エコ包材の使用

CO₂排出量の削減のため、エコ包材への切り替えを推進しています。「玉子入りおでん」は、リサイクルPETを使用したエコ包材を使用し、1袋あたり約3.7g(現行比6.9%)のCO₂を削減しています。その他にも、「ピュアふぶき」は、一度使用されたトレーを回収し、リサイクルした原料から再生した「エコトレー®」を使用するなどの取組みを行っています。

エコ包材の使用

商品の包材バイオマス化・省資源化を推進

環境負荷軽減を目的として、「サラダスティック」の一部包材に、原料として植物などの再生可能な有機資源を使用する環境負荷の低い「バイオマスプラスチック」を使用し、CO₂排出量削減に貢献しています。また、プラスチック使用量削減の観点から、商品上部の巾着包装部分を削減し、コンパクトな包装に変更しました。従来の巾着包装からコンパクトな包装に変更することにより、プラスチック使用量を最大約20%(従来品比)削減することができます。

プラスチック削減検討チーム

プラスチックが、海洋ごみ問題をはじめ環境中に放出されて大きな影響を与えていることを踏まえ、「プラスチック資源循環アクション宣言」を策定し、右の4つに関して取り組んでいます。

プラスチック資源循環アクション宣言

プラスチック資源循環アクション宣言はこちら

使用量の抑制・代替素材の研究に関しては、購買、製造、開発、営業、ESGの担当者による、プラスチック削減検討チームを発足し、定期的に情報共有をしています。

FSC認証段ボールの使用

適切に管理された木材を使用し、適切な加工・流通を行っている証明であるFSC認証段ボールを商品の梱包に使用することで、違法伐採を抑制し、限られた森林資源の保護に貢献したいと考えています。

FSC認証段ボール

FSC認証段ボール

資源の有効活用

賞味期限の延長

店頭や家庭での食品ロス削減のため、賞味期限の延長に取り組んでいます。
「まめかま」は使用するすり身をスケトウダラ100%にすることで、食感のしなやかさを向上させるとともに、賞味期限を3日延長しています。「香ばし生ちくわ」は、工場内の衛生管理を更に強化することで、3日間の賞味期限延長に成功しました。
いずれも他社の同系商品に比べ、3~8日長くなっています。
これからも、研究開発・製造管理の面から、食品ロス削減に貢献できるよう努めていきます。

まめかま

まめかま
賞味期限20日

香ばし生ちくわ

香ばし生ちくわ
賞味期限15日

海洋資源の保護

2020年5月には、従来品に使用していたうなぎエキスを使用せず、味の厚みやコクの維持に成功したことで、ついに“うなぎフリー”の「うなる美味しさ うな次郎」が実現しました。ニホンウナギの資源管理とうなぎの蒲焼文化の継承に努めています。

うなる美味しさ うな次郎 長持ちパック